黄金に輝く神聖な聖地:シュエダゴン パゴダ
あの黄金に輝く塔は 何ですか?
あれは シュエダゴン パゴダといいます。
ミャンマー仏教にとって最も重要な聖地のひとつです。
それでは シュエダゴン パゴダの歴史や魅力を見ていきましょう!
ミャンマーのヤンゴンにある「シュエダゴン パゴダ(Shwedagon Pagoda)」は、ただの観光地ではありません。
それは、仏教徒にとって最も重要な聖地のひとつであり、訪れる者すべてに深い感動と敬虔な気持ちを呼び起こす場所です。
今回は、私が実際に訪れたシュエダゴン パゴダの魅力を、感じたままにお伝えします。
圧倒される黄金の塔
ヤンゴン市内に入ると、遠くからもその壮大な姿を確認できるシュエダゴン・パゴダ。
まず目を引くのは、99メートルもの高さにそびえ立つ巨大な黄金の塔です。
日中は太陽の光を浴びて燦然と輝き、まるで天上へと続く道を示しているかのように感じられます。
近づくにつれて、その美しさと荘厳さがさらに強く伝わってきます。
塔は金箔で覆われ、夜にはライトアップされて幻想的な輝きを放ちます。
まさに「黄金の都」という言葉がふさわしい光景です。
2,500年の歴史に触れる
シュエダゴン・パゴダの歴史は、なんと約2,500年前に遡るとされています。
伝説によると、仏陀の聖なる遺髪8本を祀るためにこの場所に建立されたと伝えられています。
特に仏教徒にとっては、ここは単なる寺院ではなく、仏陀の教えに直接触れることができる場所。
そのため、ミャンマー国内外から毎年何万人もの巡礼者が訪れ、深い信仰のもとで祈りを捧げています。
私が訪れた際にも、多くの地元の人々や僧侶が祈りの姿勢を崩さず、静かに心を澄ませている様子が印象的でした。
パゴダの魅力は「細部」にも宿る
パゴダ全体が金で覆われているだけでも圧巻ですが、その細部にも注目してみてください。
塔の頂上には、ダイヤモンドやルビー、サファイアなどの宝石がちりばめられ、特に頂上部分には76カラットもの大きなダイヤモンドが輝いています。
パゴダの周囲には、大小の仏塔や祠が多数 点在しており、各所で人々が祈りを捧げる光景が見られます。
また、仏陀の聖遺物が納められていると言われるメインの仏塔は、信仰のシンボルとして特に重要な役割を果たしています。
訪れる人々の姿を見ていると、日常生活から切り離された特別な時間を過ごしているように感じます。
シュエダゴン パゴダには仏陀の遺髪が納められていると言われています。
仏陀の遺髪とは、仏教の開祖である釈迦(ゴータマ・シッダールタ)の髪の毛を指し、仏教徒にとって非常に神聖な遺物(聖遺物)です。
仏陀が生前に弟子や信者に与えたとされるこれらの遺物は、仏陀の教えや霊的な力を象徴するものとして、世界中の仏教寺院やパゴダ(仏塔)で大切に祀られています。
シュエダゴン・パゴダに関しては、仏陀の8本の遺髪がこのパゴダに納められているとされています。
遺髪は 仏陀が悟りを開いた後 信者に与えたとされ、その後、王たちによって大切に保管されてきました。
これらの聖遺物は 仏教徒にとって非常に重要であり、 信仰の象徴とされています。
パゴダを訪れる巡礼者たちは、遺髪を通じて仏陀の教えに触れることができると信じ、深い敬虔な祈りを捧げます。
あの仏塔にはたくさんの宝石が散りばめられているのよ
ルビー、サファイアにダイヤモンドまで!
パゴダが金に覆われているだけでなく、宝石まで!
パゴダの内部はどうなっているのですか?
パゴダの中心部には仏陀の遺髪が納められていると伝えられています
仏陀の遺髪とは お釈迦さまが生前に弟子たちに与えたとされる遺物です
これらの遺物は 不思議な力があるとされ、
世界中の仏教寺院やパゴダで大切に祀られています
すごい!
僕も パゴダにお祈りしてくる!
夕暮れのシュエダゴン・パゴダ
私が最も感動したのは、夕暮れ時のパゴダの光景です。
夕日が沈むにつれて、黄金の塔が赤みを帯びた柔らかな光に包まれます。
そして、夜が訪れるとライトアップされたパゴダが闇の中に浮かび上がり、神秘的な雰囲気が漂います。
この時間帯は、観光客だけでなく地元の人々にも人気が高く、私自身もその美しさに魅了されてしまいました。
詳細情報
シュエダゴンパゴダ(Shwedagon pagoda) | |
住所 | Shwedagon east gate west of the Royal Lake Yangon, 11201, Myanmar (Burma) |
営業時間 | 4:00 – 22:00 |
入場料 | 10,000チャット(8USドル) |
訪問者へのアドバイス
シュエダゴン・パゴダを訪れる際には、いくつかのポイントに注意してください。
まず、ミャンマーの寺院では服装が重要です。
肩や膝を覆う服を着用し、境内では必ず靴を脱ぐことが求められます。
これは、信仰の場としての尊厳を保つための大切なルールです。
パゴダを参拝する際は 以下のことに注意しましょう
- 規定に沿った服装で訪れる
- 靴と靴下を入口で脱ぎ、内部は裸足で観光する
- 地元民の参拝の邪魔にならないよう配慮する
タンクトップやキャミソールなど 肩が露出する服はNG
短パンや丈の短いスカートなど 膝から上が露出するはNG
Tシャツに 長ズボンなら大丈夫だね!
キャミソールやミニスカートの女性は ストールを羽織り、
現地で購入したロンジーを履いてみるのもいいですね!
また、パゴダの敷地内は広大で、観光に時間がかかることがありますので、ゆっくりと時間をとって訪れることをおすすめします。
特に夕方から夜にかけての訪問は、昼とは違った魅力を感じられるので、ぜひその時間帯に足を運んでみてください。
終わりに
シュエダゴン パゴダは、単なる観光名所ではなく、ミャンマーの文化と信仰を深く体現した場所です。
その壮麗な姿だけでなく、訪れた人々の心に静かに響く何かがあります。
私にとっても、この訪問は忘れがたい経験となり、仏教の持つ深い敬虔さを感じる時間となりました。
もしヤンゴンを訪れる機会があれば、ぜひシュエダゴン パゴダに足を運んで、その神聖な雰囲気を体感してみてください。